ハウスダストアレルギーについて

ハウスダストアレルギー

アレルギーにはいくつも種類がありますが、その一つになるのがハウスダストです。
これは何かというと、目には見えない小さなゴミとなります。
具体的には人のアカやフケ、動物の毛やフケ、ダニのフンや死骸、カビや細菌、花粉などです。
これら目には見えない小さなゴミに反応してアレルギーが起こるのがハウスダストアレルギーとなります。
現れる症状は花粉症などと似ており、鼻炎の症状が現れる方などよくおられます。
鼻がつまる、鼻水やくしゃみがよく出るなど、生活が不便になったりしますね。

アレルギーといえばこれら鼻炎のイメージが強いかもしれませんが、これ以外にも目のかゆみ、肌のかゆみ、咳など、具体的にどんな症状が出るかは人によります。
いずれにしてもハウスダストアレルギーを持っている方は目に見えない小さなゴミを吸い込むことで何らかの症状が現れることが多いですから、困ることがあれば病院で相談するといいでしょう。
なお、原因はハウスダストとなるため、家の中をこまめに掃除するなどすることもアレルギーの症状を軽くするために大事なこととなります。

耳鼻科で対応できる症状とは

ハウスダストアレルギーについて、耳鼻科で対応できるのは主に鼻炎となります。
この病院が専門的に診ている部位の一つが鼻となるため、アレルギーの症状が出ており鼻水や鼻づまり、くしゃみなど鼻炎の症状が出ているときにはこちらの病院で対応できます。
診察では鼻を調べ、その鼻炎の症状がアレルギーかどうかを診断してくれます。
鼻水や鼻づまりなどがあったとして、それが必ずアレルギーの症状とは限りません。
医師が鼻の奥を確認した上で、ほかの病気の可能性がないかといったことも調べてくれます。

アレルギーの可能性が高いと診断されれば、アレルギーを抑える飲み薬や点鼻薬等を処方し、鼻炎の治療をしてくれます。
薬は症状を抑えるものとなる場合が多く、薬が切れるとまた症状が出る場合もありますから、そのときはまた受診して薬をもらってください。
アレルギー検査に対応している病院も多く、そのアレルギーの原因がハウスダストかどうか、調べることも可能です。
耳鼻科ではこのような対応ができます。
鼻炎以外の症状について薬の処方はできる場合もありますが、専門的な診察は難しい場合もあり、ほかの診察科の受診を勧められる場合もあります。
ハウスダストアレルギーと思われる鼻炎以外の症状もある場合、耳鼻科受診時に相談してみてもOKですが、他院の受診を勧められた場合、その症状については別の病院を改めて受診するといいです。