耳鼻科と内科どちらを受診する?

風邪をひいた時は内科や小児科を受診しますか?
もちろん内科や小児科は風邪でかかる事が多い診療科ですが、耳鼻咽喉科で風邪を診察してもらうことが出来ます。
耳鼻咽喉科は風邪症状で診ていただける診療科ですが、意外に見落としていることが多く、耳鼻咽喉科で風邪の診療してもらえるのを知らなかったなんて言う方もいらっしゃいます。
では内科と耳鼻咽喉科ではどんな違いがあるのでしょうか。

内科はどちらかというと身体全体からその具合などを総合的に診察していきます。
おなかの調子や胃の調子、またどこか具合の悪いところはないかというような総合的な診断をしていきます。
それに比べて耳鼻咽喉科は耳、鼻、喉の専門、いわばスペシャリストです。
例えば喉の風邪であった場合、内科は総合的に判断するので例えばいろいろな症状がある場合、喉が痛く鼻水が出て熱が高く、胃腸の調子も悪いなど様々な症状が出ている場合は内科や小児科を受診することをお勧めします。
しかし喉が痛く鼻水が出ているやのどが痛く熱がある等の場合は耳鼻咽喉科の方が良いかもしれません。
耳鼻咽喉科では内服薬はもちろんですが、直接処置をしていただくことが出来るのが大きな特徴です。
また耳が痛い、耳の聞こえがおかしいなどの場合は、耳鼻咽喉科です。
耳に関しては内科よりも耳鼻咽喉科の方が良いでしょう。

また内科と比べると耳鼻咽喉科では様々な処置をするための機器がそろっております。
例えば耳鼻咽喉科では治療で使用されるネプライザーや電子内視鏡、また聴覚機能検査をする機器など耳鼻咽喉科には様々な機器がそろっており検査をして直接的に処置をすることが出来るというのが大きな違いではないでしょうか。

また耳鼻咽喉科では風邪の症状以外にもお口の中、食道などの異変も耳鼻咽喉科で処置をしてもらえます。
耳鼻咽喉科は首から上の目と歯以外の治療をしてもらうことが出来ます。
嗅覚や聴覚・味覚といった私たちの生活に重要な役割を果たすものまで耳鼻咽喉科が専門分野となります。
生活を彩り豊かな生活をするためには欠かせない味覚聴覚。
耳鼻咽喉科はそのような面からもより私たちの生活に密にかかわりあう事が多い診療科ではないかと思います。

またアレルギーのスペシャリストである耳鼻咽喉科では、ハウスダストをはじめ花粉症など様々なアレルギー検査をすることが出来ます。
検査結果に基づき治療をすることでやはり生活に快適さが生まれます。
耳鼻咽喉科はかかりつけを決めておくと良い診療科です。