花粉症の辛い症状は耳鼻咽喉科へ

春先になると、くしゃみが出たり目がかゆくなったり、段々顔中がかゆくなり頭まで痒くなる方も、またひどくなると顔がはれてしまうなんて言う方もいらっしゃいます。
まるでホラー映画のお岩さんのように顔が腫れあがってしまい、とても人前に出られるような顔ではなくなってしまいます。
そんな辛い花粉症、仕方がない?
花粉症って一度かかってしまったら花粉症の時期が過ぎるまで諦めて過ごすしかないと思っている方、花粉症は早めに治療を開始することで花粉症シーズンを迎えても、症状が軽く済むのです。

それでは花粉症とはどんなものなのでしょう。
今や日本人の4人に一人が発症している花粉症、なんと幼児までもが花粉症を引き起こしてしまっているアレルギー疾患です。
花粉症は様々な花粉によるアレルギーがありますが、特にひどく症状が出るものでは、スギとヒノキが有名です。
スギ花粉は2月から4月頃がピークです。
花粉症の中でも特に発症している患者数が多いのがこのスギ花粉です。

次に多いヒノキの花粉は、スギがちょうど終わったころの3月から5月頃がピークとなります。
そのためスギ花粉とヒノキ花粉療法に反応してしまう方は2月から5月という4カ月あまりの長い間花粉症に悩まされてしまいます。
他にはブタクサ花粉も近年多くの方が悩まされております。
ブタクサ花粉はヒノキが終わって8月頃から10月頃まで、またイネ花粉は5月頃から9月頃までとなります。
全ての花粉に反応してしまう患者さんは、想像したくもないですが、なんと9カ月もの間花粉症に悩まされてしまうのです。

目がかゆく、鼻が詰まり、くしゃみが止まらない、アレルギー症状は大変疲労感がありまたぼーっとしてしまいます。
そうなると勉強や仕事など手につきません。
しかもそんなに長い間花粉症にかかってしまうとなれば、やはり我慢している場合ではありません。

それでは花粉症の治療はどのようなものがあるのか耳鼻咽喉科で聞いてみました。
花粉症では内服薬の治療が一般的です。
抗ヒスタミン剤と抗アレルギー剤があります。
抗ヒスタミン剤はアレルギー症状がすでに発症しているときに服用してヒスタミンを軽減します。
副作用としては眠くなるという事がありますので使用が難しい方もいらっしゃいます。
抗アレルギー剤はアレルギーが出ないように抑える薬です。
この他には重症なアレルギー症状が出ている場合にはステロイドを服用します。
ステロイドは大変強い薬ですので服用の仕方は医師の指示通りに従う事が大切です。